2017・8・12大田区体育館行こーやー! act.2  夏すみれ×山下りな

WAVEの次世代を支える夏&山下。2013年デビューの同期二人は、ともにWAVEとOSAKA女子の生え抜き選手として何かと比較されてきた。
デビューから3年、ともに上へ目指すための階段を少しづつ上がっている最中だ。二人が描く大田区での光景とは?

撮影=入江寛人 取材・文=佐瀬順一

ーーお二人には今年一年をざっくりと振り返りつつ、来年8月12日の大田区体育館大会に向けたお話を聞きたいと思うのですが……。

山下 早かったなぁ。

夏 無難に始めようとしてる!(笑)

ーーまずは4月から6月にかけて開催されたCATCH THE WAVEで、山下選手が世志琥選手と並んで3位という好成績でした。今年は32人参加したことが話題になりましたが、その中で3位ですからね。

夏 水波さんが優勝して、藤本(つかさ)さんが準優勝、その次か。おー、すごいことですよ!

山下 世志琥と試合出来なかったのが嫌だなぁ。

夏 CATCHの中で何人と闘ったんだっけ? 予選は4人で1ブロックだから3人と対戦か。

山下 あと飯田(美花)さんに勝ってベスト4になって、藤本さんに負けた。

夏 じゃあ5人と対戦したのか。どの選手が一番印象に残ったの?

山下 飯田さん! その日の大会のメインだったし、自分が出せた試合でしたね。

夏 山下が飯田さんとやったとき、私はメキシコにいたから試合は見られていないんだけど、すごい気になっていたからTwitterでハッシュタグを追いかけたりしていたんだけど、すごく評判がよかったから生で見たかったなぁ。

山下 WAVEの中で遠慮じゃないけど、ぶっちゃけ「私って誰?」みたいな感じなところがあるじゃん。

夏 あー、確かに傍から見ていて山下が山下らしく爆発してるかって言ったら、なかなかそういう機会がないかもね。

山下 うん。でもそんな中で飯田さんと新宿FACE大会のメインで対戦したときは、ちゃんと山下りならしい試合が出来たかなって思う。

夏 山下の場合、他団体に出るときは別に大女とかZABUNの看板を背負っているような感じはなくて、「山下りな」だけを背負って試合に集中しているから比較的爆発することが出来るんだけど、ZABUN内の試合だと「ZABUN内の山下りな」になってしまって、試合以外のことも考えなきゃいけない状況になったりするしね。

山下 一歩引いちゃうんだろうなぁ。それは向かい合わないといけない課題ですね。

ーーチラッと話が出ましたが、夏選手は6月にはルチャリブレ・ワールドカップ2016に出場するためにメキシコに行ってましたね。

夏 私はCATCHを干されていましたので。

山下 アハハハハハ。

夏 最初はファンの人から「なっちゃん、何でCATCHに出ないの?」って言われて、すごく辛かったんですけど、いまとなっては干されて正解というか、メキシコに行って本当によかったなと思いますね。CATCHに出られたとしても私は何か残せたのかなって。たぶんあのときの自分じゃ無理だったんじゃないかなって。そう考えると、メキシコに行かせてもらって試合はもちろん、メキシコっていうもの自体に触れられたことがすごいプラスになりましたね。

山下 私と夏ってすごいタイプが違うから、同じことをして競うよりも違う道を行くことで意識し合うほうがいいのかなって思う。

ーーじゃあ今年の上半期は山下選手はCATCHで、夏選手はメキシコで、お互い違う道を歩みながらも力をつけていった感じですか。

夏 そうですね。(山下のほうを見て)あれ、そうでもない?(笑)

山下 いや、何か飯田さんの笑顔が頭に浮かんでました(笑)。

ーー山下選手は先ほど世志琥選手とCATCHの中で試合出来なかったことが嫌だと言ってましたが、その後シードリングの大会などでタッグマッチながら対戦しています。やはり世志琥選手は意識する選手ですか?

山下 うん。毎日考えている!

夏 毎日? 気持ち悪いな(苦笑)。

山下 奈七永のことも毎日考えている!

夏 気持ち悪いな!(笑)

山下 世志琥とのシングルは早くやりたい! 鉄は熱いうちに打て! ご飯は美味しいうちに食べなさい!

夏 名言っぽく言ってるけど、拾わんぞ! 誰も助けんぞ!(苦笑)

山下 えー。世志琥とはタッグでも当たるじゃないですか。それで「世志琥と試合をした」ということに私が納得してしまう前に、シングルっていう形でやっておきたいんですよ。

ーー夏選手から見て波女で3位になって、ファンからも世志琥選手との対戦を期待されて、シードリングとかに乗り込んでいっていい試合をしていた山下選手に対してジェラシーを抱いたりしませんでしたか?

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