2017・8・12大田区体育館行こーやー! act.1  水波綾×大畠美咲

AvidRival(水波&大畠)は本誌発売日現在、WAVEタッグとアイスリボンタッグの2冠王に君臨している。
今年1年を振り返った時に、充実したタッグだったと言えよう。では個人だとしたらどうか? そして互いの意識にあるものは…?
来年8月、大田区を前に見据えるアビリバの近未来とは…。

撮影=入江寛人 取材・文=佐瀬順一

ーーAvidRival(以下アビリバ)のお二人には今年一年をざっくりと振り返りつつ、来年8月12日の大田区体育館大会に向けたお話を聞きたいと思うのですが、今年はやっぱり水波選手がCATCH THE WAVEで優勝したのが、まず大きかったと思います。

水波 そうですね。(WAVEに)移籍をしてからの5年間があって、やっとひとつの結果が出せたっていう気持ちがすごい強いのと、結果を出すまでに5年かかったっていうのが……。結果を出すまでに月日がかかり過ぎたっていう思いもあるんですけど、決勝戦で(藤本つかさに)勝って、波女の称号を得て、リングの真ん中でしゃべった、その瞬間に一気に景色が変わりましたね。お客さんもいままではソッポを向いていた人が、波女になって結果を出したことでこっちを向いてくるようになるっていう、目に見えて分かる実感を感じることが出来ましたね。5年の間に腐りそうになったときもあったんですけど、やっぱりやっていて良かったっていうのを改めて思いましたね。

ーーそういう姿を近くから見ていた大畠選手も思うところがあったと思うのですが。

大畠 う~ん……正直、水波が波女になったっていうのは嬉しくもありますけど、悔しくもありますよね。やっぱり自分が一番になりたいっていうのはずっと思っているので。私は去年も結果が出せていないし、最近低滞しているなって自分で思っているので……。でも、そこは逆に水波の勢いに乗っかっちゃえって(苦笑)。

ーーそこは相乗効果というか、身近なライバルであり仲間ということですかね。

水波 仲間とはまた違う感じというか……時には対戦しなくちゃいけないし、時には助け合わないといけなくて。何か不思議な感じというか、それが〝同期〟って存在なんだってすごく感じますね。同じ会社、同じ団体にいると、試合以外でも助け合うこともあったり、喧嘩をすることもあるし。本当にそういう濃い時間っていうのを、とくに大畠とは過ごしているなって思うし、逆にそれを超えられるものっていうのは自分の中ではなかなかないですね。だから不思議な感覚ですけど、いまの自分にとってはいなくてはいけない存在だって思います。

ーー喧嘩もするんですね。

大畠 結構しょっちゅう喧嘩はするんです(笑)。試合についてとかも「こう思うんだけど」「それは違うよ」みたいな感じでどんどんヒートアップして、本当に怒鳴り合いまではいかないですけど(苦笑)、周りが引くくらい喧嘩をすることもありますよ。でも、(アビリバを)組む前までは会話もしたくなかったんで(笑)、喧嘩することもなかったんですよ。いままでクローズとかユニットを組んだりもしていたんですけど、本音で言い合うまではしていたんですけど、喧嘩になるまではいったことなかったんで。でも何か必要なことだなって思います。全部言い合える存在というか、いままで自分が考えたことなかったような考え方を水波がしていたりするんで。(水波とは)考え方が全然違う分、身になっているなって思いますね。

ーー考え方はそんなに違うんですか?

大畠 違うよね?

水波 もー、全部! 180度違うので。そもそも(試合の)スタイルが違うし、考え方も違うんで。大畠は計算というか試合も考えてやってるし、しゃべる言葉もすごく考えてやっている。私は思ったことを言うし、本能のまま生きるって感じなので、そこに計算も何もないし、とにかく気持ちでしか会話をしないっていうタイプなので。

水波 そうだね。だからドラゴンボールで言えば、水波が悟空で、私がベジータ!

ーーああ、分かりやすいですね(笑)。

大畠 アハハハハハ。(コスチュームの)色もそんな感じだしね。

ーーなるほど。波女になったあと、そのままの勢いでReginaに挑戦するかと思いきや、負けた借りを返すと高橋奈七永選手とシングルマッチを行ったわけですが、ここで奈七永選手に敗れ、さらにその先も山縣(優)選手に敗れ、Reginaは奪取出来なかった。いま考えると、波女を獲った勢いでReginaに挑戦しておけばよかったとか思いますか?

水波 全然後悔とかないですね。逆に波女になったから、やっとそういうチャンスを掴むことが出来たっていうふうに思ってますね。結果、そのチャンスをものには出来なかったですけど、チャンスを掴むタイミングっていうのは明らかに増えているし、チャンスが増えているのは波女になったからじゃないですか。今まではチャンスすら来なかったので、そういう意味では新しいステージには行っていると思うんですよ。だから、あとはどうやって結果を出していくかってところですね。まだ新しいステージに来たばかりで結果が残せていないと思うようにしています。この新しいステージで結果を出せば、また次の新しいステージに行くときだと思うので、自分の中では(結果を出すのは)時間の問題ですね。いまの自分なら今年中にもうひとつ上のステージに行こうと思っています!

ーーそういう水波選手の波女になったのに、結果がまだ出せていないという姿を一番複雑な心境で見ていたのが大畠選手だと思うのですが。

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