期間限定企画! JWP25年ヒストリー 94年5月22日、有明コロシアム

JWPの25年に渡る歴史を振り返る中で、一番最初にビッグマッチを敢行したのが94年5月22日、有明コロシアムにおける一戦だ。
92年4月に旗揚げしたJWPが、その2年後に初のビッグマッチとあって、豪華カードが並び、WOWOWでも放送された。
大会名は「SUPER MAJOR QUEENS有明FLASH!!」。観客は10700人をマーク。当時はりんかい線もなく、まだ有明は遠い地であったがこの数字にはJWPの勢いと、団体対抗戦ブームの恩恵も見えた。


第1試合 30分1本勝負
○玉田りえ、前川久美子(ジャックナイフ固め、15分23秒)能智房代、矢樹広弓●

オープニングマッチはJWPと全女の若手による対決。
93年のオールスター元年を経て、2年目を迎えた対抗戦の軸は若手の対決にまで広がっていった。のちにジュニアの枠でトップを競い合う玉田と矢樹も遭遇を果たす。

第2試合 10分1本勝負
△コマンド・ボリショイ(時間切れ引き分け)ボリショイ・キッド△

最初で最後のボリショイ対決。コマンドのほうは器械体操仕込みのアクロバティックな動きを見せ、明らかにいつものコマンドとは違う。
時間切れ寸前にスカイツイスタープレスを繰り出し、観客も納得の「あーーー!」という歓声を沸き起こした。

第3試合 45分1本勝負
○井上京子(京子式STF、15分31秒)キャンディー奥津●

天才派、あるいは技巧派ナンバーワン対決とも呼ばれ、JWP孤高のテクニシャンだった奥津が、女子プロレス界の天才肌・京子に挑んだ一戦。
奥津がローリングジャーマンを決めたシーンは圧巻。フィニッシュが京子流STFだったこともこの試合らしい。
この後JWPのリングでタッグも結成した。

第4試合 60分1本勝負
○キューティー鈴木(体固め、19分09秒)井上貴子●

女子プロレス界を代表する2大アイドル対決が実現。
ジャパン女子時代から頭角を現していたキューティにー対し、貴子は平成からの新時代アイドル。
森高千里ばりの歌のコスチュームが話題を呼び、アイドル人気も最高潮を示していた。
女の情念ともうたわれた対決は貴子を踏みつけた際のキューティーの鬼気迫る表情にも表れていた。
最後はともに得意技とする延髄ニーでキューティーが勝利。

第5試合 60分1本勝負
○デビル雅美、ブル中野(体固め、28分54秒)長谷川咲恵、福岡晶●

福岡と長谷川は前年5月に後楽園で一騎打ちを行ない、次世代のホープ同士として注目を浴びた。その流れからのタッグ結成、その相手にはデビル&ブルという、女帝タッグが降臨。
そのモンスター級の強さに立ち向かった福岡&長谷川だが、最後はその厚い壁の前に轟沈。

第6試合 60分1本勝負
○長与千種(片エビ固め、27分02秒)尾崎魔弓●

場外乱闘に次ぐ場外乱闘で両者大流血に見舞われたこの一戦。
長与は93年4月に行われたオールスター戦での横浜、大阪2連戦を経て、その後本格復帰。
その舞台としてJWPを中心に連戦連勝を飾っていた。その勢いを止めるべく尾崎が立ちはだかった。
試合中にマイクを手にした長与が「私がこの世界に入って何を教わったか知っているか。やられたらやり返せだ」と叫び、場外戦でリベンジを果たす

第7試合 WWWA世界シングル選手権 60分1本勝負
○アジャコング(片エビ固め、22分03秒)ダイナマイト・関西●

前年8月の日本武道館大会で一度対戦した両者だがアジャの厚い壁の前に阻まれてしまう。
意を決して挑んだ2度目の対戦も、アジャの裏拳による執念の前に連敗となる。
しかし関西はあきらめず打倒・アジャを掲げて最終的には全女の象徴・WWWA王座奪取を果たす。