LADYS RING創刊号の思い出・「新たなる世代闘争の風」息吹

 

…アマレス、総合格闘技、そして海外にも人材を求め、発掘と育成をテーマに女子プロレスの格闘性を追及し新たな風を吹き込む。新世代の台頭が常に熱い世代闘争を繰り広げる。吉田万里子が主催する大会。

この5月5日には、念願の後楽園ホール進出
一貫したコンセプトの集大成に会場は超満員

「日々コツコツ努力している若い選手たちの息吹を感じて欲しい」。こうした吉田万里子の思いを彼女自身が具現化した大会が『息吹』であり、旗揚げから今日までそのテーマは一貫してぶれることがない。
『息吹』はいわゆる団体ではなく、団体間の枠を超えて吉田の眼がねにかなった若い世代の選手たちが集い、競い合い、上の世代を超えて行くためのリングなのだ。
それはプロレスをベースにしながらもプロレス界にとどまることなく、アマレスから世界選手権2回優勝の実績を誇る成国晶子、格闘技からはサンボ全日本選手権8連覇達成の藤井惠らの賛同者を得て、若い世代の潜在能力を引き出すべく切磋琢磨の闘いの場をつくり出す。
息吹で揉まれた新世代では実力的に一歩抜きん出た江本敦子、木村響子が今年に入ってからいよいよ吉田超えを視界にとらえ、さらにその2人を栗原あゆみ、渋谷シュウ、Ray、チェリーらに、吉田の直弟子・松本浩代らが追いかける展開。
ついに3月18日の第13回大会ではシングルマッチで江本敦子が、5月5日の第14回大会ではタッグマッチながら一瞬の隙をついて松本浩代が吉田から3カウントを奪っている。
しかしながら1度勝利したからといって吉田超えを果たせたかというと安穏としていられないのが息吹のリング。同世代や下の世代も着実に力をつけている中、今後の闘い次第によっては予断を許さず、息吹本隊ともいえるエスオーベーションに移籍してきたRay、中川ともか、成国の直弟子・NAO、モンゴル人初の女子プロレスラー・エスイらの台頭も今後の息吹ワールドに更なる闘いの絵図を繰り広げていくことだろう。

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