【無料公開】レディリン制定2016 女子プロレス大賞 MVPはやはり紫雷イオ!

かつて年末年始号にて恒例企画であった本誌制定の女子プロレス大賞が帰ってきた。

かつてと同様、13のカテゴリに分け、識者による選出をもとに各賞を決定した。
MVPはやはり紫雷イオ。東京スポーツ制定の女子プロレス大賞と同様、文句なしの獲得であった。

また特別賞は昨年12月に逝去されたハーレー斉藤さんに捧げます。

 

◆MVP(2016年もっとも活躍した選手)

紫雷イオ

 

◆ベストシングルバウト賞(2016年もっともよかったシングル戦)

里村明衣子vsアジャ・コング

(仙台女子4・8後楽園ホール=仙女ワールド王座戦)

 

◆ベストタッグバウト賞(2016年もっともよかったタッグ戦)

藤本つかさ&中島安里紗vsつくし&くるみ(インターナショナルリボンタッグ選手権試合=9月19日、関内・ラジアントホール)

 

◆ベストチーム賞(2016年もっとも活躍したタッグチームか、ユニット、チーム)

"BY宝"美藤陽子&宝城カイリ

 

◆殊勲賞(2016年インパクトを残した活躍をした選手)

橋本 千紘

 

◆技能賞(2016年テクニックのもっとも光った選手)

山縣優

 

◆敢闘賞(2016年もっとも頑張り屋粘りを見せた選手)

水波綾

 

◆新人賞(2016デビューしたなかでもっとも活躍した新人選手)

桃野美桜/木村花

 

◆最優秀興行賞(2016年もっともよかった興行)

OZアカデミー
ダイナマイト・関西引退興行
(12月11日・後楽園ホール)

 

◆入場パフォーマンス賞(2016年もっとも目立った入場シーンとその場面)

雪妃魔矢

 

◆マイクアピール賞(2016年もっともインパクトのあったマイク)

藤ヶ崎矢子
「後輩だろうが、先輩だろうが全員!かわいいと思ってるヤツは潰してやる!」

 

◆モーストインパクト賞(2016年もっとも驚いた出来事、事件など)

さくらえみ、アイスリボン参戦

 

◆特別賞(そのほか特別に賞したい選手や関係者など)
ハーレー斉藤

 

●受賞理由●

◆MVP◆

紫雷イオ

2016年の女子プロレス大賞は、紫雷イオに決定した。イオは一年を通じて業界内外にたえず情報を発信、2月のバイパー戦から12月の岩谷麻優戦までワールドオブスターダム王座を防衛。さらに4冠王者として君臨していた点も見逃せない。海外にも広く参戦し、世界へ向けて日本の女子プロレスを発信。後半にはヒールターンし、新ユニット「クイーンズクエスト」を結成。スターダムの活性化にもつながった。

識者の声も拾ってみよう。

「米国、欧州にも進出してスケールアップ。ヒールターンもやってのけ「BOW DOWN TO THE QUEENS」の決めゼリフを発信。圧倒的な存在感には、頭を垂れざるを得ない。」(宮本久夫/フリーライター)

「女子プロレス界のエースとして業界を牽引してきた紫雷イオ。華麗なるレスリングは円熟味を増し、ファンの信頼も厚い不動のエース。」(村山ペンギン/サムライTVディレクター)

 

◆ベストシングルバウト賞

里村明衣子vsアジャ・コング

(仙台女子4・8後楽園ホール=仙女ワールド王座戦)

仙台女子10周年のメモリアルイヤーの節目の年で、合計13度目の対戦となる永遠のライバル・里村とアジャの一騎打ちはアジャが場外ブレンバスターを見せるなどの驚愕ファイトを見せるも、最後は里村がスコーピオライジングでアジャを破り、センダイガールズ王座初防衛を果たし、11年目の躍進に弾みを付けた。
「両者の幾多の闘いを間近で見てきたが、想像を上回る命を削る死闘。ベテランの意地を見せつけたかのような魂の一戦」(村山)

 

◆ベストタッグバウト賞

藤本つかさ&中島安里紗vsつくし&くるみ(インターナショナルリボンタッグ選手権試合=9月19日、関内・ラジアントホール)

藤本つかさ&中島安里紗のベストフレンズは2016年も名タッグチームとしてJWPやアイスリボンを股にかけて活躍。亀裂が走りそうな状況も起こったが、その危機を乗り越え、さらに絆が深まった。その矢先に迎えた若い力との対決はスリリングな攻防が続き、これでタッグマッチと言うべき名勝負が誕生した。

「女子プロレスならではの華麗さ、激しさが随所に見られ、なおかつ緻密に組み立てられたテクニックの攻防は最上クラスの芸術品と言い換えてもいいものだった」(杉本喜公/本誌編集部)

 

◆ベストチーム賞(2016年もっとも活躍したタッグチームか、ユニット、チーム)

"BY宝"美藤陽子&宝城カイリ

美闘の復帰により本格発信となったBY宝。タッグリーグ戦優勝により(仮)も取れ、12・22後楽園ではゴッデス王座も獲得。美闘にとっては愛川ゆず季と巻いた思い入れのあるベルトだけに長期政権も期待したい。

「(仮)からのスタートもタッグリーグ戦制覇、そして年末のゴッデス王座奪取と順調に進んできた。カイリが「陽子はーん」と美闘を立てる姿がなんとも微笑ましい」(泉井弘之介/本誌編集部)

 

◆殊勲賞

橋本千紘

10・16仙台で里村の持つセンダイガールズチャンピオンシップを奪取。「仙女の風景を変える」という高原を現実のものとした。レスリングでの技術をプロレスに取り入れ、その進化は目を見張るものがある。2017年はMVPも狙えるだけの存在であることは間違いない。

「デビューしてまだ一年弱ですが、どんなに大きな相手でも投げるパワーに圧倒されます。里村からベルトを初奪還し、今後はどんなインパクトを残すのか楽しみです。」(平栗玲香/本誌カメラマン)

 

◆技能賞(2016年テクニックのもっとも光った選手)

山縣優

浜田文子を破りレジーナ王座を獲得。
その王者としての防衛戦の内容が注目されたが、技術の完成度が、団体の頂上戦にふさわしいものにしていたことは見逃せない。その肉体美とともに、テクニックはまさにプロを感じさせるものだ。

「第4代レジーナ王者として、防衛戦のたびに作り上げる最高の肉体とコンディション、そしてたしかな技術はもはや別格。」(泉井)

 

◆敢闘賞(2016年もっとも頑張り屋粘りを見せた選手)

水波綾

波女制覇とシングル&タッグ両方の
王座に君臨。アイスリボンのタッグ王座も極め、水波にとっては最高の1年となった。1年を通じて、結果を残し続けた功績は高く評価したい。

「2016年は勝負を賭けてるとヒシヒシ伝わってくるアニキの熱いシャウト。波女制覇や、悲願のレジーナ王座獲得など充実した1年。」(村山)

 

◆新人賞

桃野美桜/木村花

マーベラスの旗揚げ戦にて国内デビュー。ピンクのスクール水着に、初々しい表情と性格。それでいて、何事も一生懸命さが伝わるそのまっすぐな姿勢も評価。また、木村響子の娘・木村花は母も獲れなかったジュニアの二冠王座を奪取。その防衛戦でも破竹の快進撃を続け、また、スターダムでは大江戸隊でのヒールぶりと、その完成度は群を抜いていたゴールデンルーキー。識者も二分に投票が分かれたが、そもに将来が期待される存在であり、両者に賞を与えたい。

 

◆最優秀興行賞

OZアカデミー
ダイナマイト・関西引退興行
(12月11日・後楽園ホール)

2100人という超満員の観客が関西の生きざまに魅了された引退興行。バックドロップの連発とともにもはや伝説化された感すらある。文句なしのベスト興行。

 

◆入場パフォーマンス賞

雪妃魔矢

アイスリボンの雪妃真矢ではなく正危軍の雪妃魔矢として、正反対のカラーとスタイルが誕生。ムチを振りかざして入場する姿からはとても同一人物であるとは想像できない。

 

◆マイクアピール賞

藤ヶ崎矢子

「後輩だろうが、先輩だろうが全員!かわいいと思ってるヤツは潰してやる!」

尻神教の第一信者として異彩を放っていた矢子だが、ついに自らの主張を繰り広げたのがこのセリフ。ビジュアルハンターはこうして誕生し、まずは夏すみれをハントした。

 

◆モーストインパクト賞

さくらえみ、アイスリボン参戦

5・4アイスリボン横浜文化体育館にて創始者であるさくらえみが奇跡の参戦。藤本つかさとの遭遇は当時を知るファンにとっては感傷的にひたれるほどの人間ドラマだ。

 

◆特別賞

ハーレー斉藤

 

昨年12月15日に逝去されたハーレー斉藤さんは1986年にジャパン女子でデビュー、2012年のLLPWにおける引退まで第一線で活躍し続けた。その功績を我々は決して忘れない。合掌。