【無料公開】プロレスラー魂、爆発! 神取&堀田VSガルシア&フィメール ここはRIZINのリングだ!

興行日:2016/12/31 「Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND」

RIZIN女子MMAルール 5分3R
ギャビ・ガルシア(1R 0分41秒、TKO) 堀田祐美子

ここはRIZIN、格闘技のリングではあるのだが、神取、そして堀田のプロレスラー魂が爆発し、プロレスのリングさながらの大乱闘となった。

堀田はチェーンを持っての入場、さらに開始早々、ロープワークを見せるなど、早々とプロレスラーとしてのプライドを見せる。

「チェーンは私のアイテムであって、私のお守りでもある。プロレスラーというものをアピールしたかったので、チェーンは絶対に持っていこうと。あと。プロレスというものを背負ってリングに立ったので、プロレスラーっぽくロープワークをやってみようと…」と試合後語ったように、堀田はプロレスの4文字を観客に、そして視聴者に刻み込ませようとアクションを起こしていく。

 

しかし、神取欠場からわずか9日間の練習期間しかなかったことも災いして、早々にガルシアに捕えられ、左の膝を決められると、さらにもう一発。

そして左右のパンチを食らいダウンを喫した。わずか41秒の秒殺劇だ。

しかし物語はここで終わらない。堀田が「次はぜひ神取さんに仇をとってもらいたいと思います」とリング上でコメントすると神取も「皆さん、今日は本当にごめんなさい。この仇は私が必ず取ります」とアピールし、リベンジを決意する。

しかし、この空間をジャックしようと現れたのがスターダムの常連外国人であるアルファ・フィメールだ。いきなり、「私は日本のリングでスターダムに上がっており、その王者です」と自己紹介。RIZINのリングに「スターダム」という単語が鳴り響く。

ここでガルシアも、「いまここでやるか」と応戦。ファイティングポーズまで取って見せる。

 

ここで割って入ったのが神取だ。

「違うだろ、相手はこっちだろ」と二人の舌戦を静止し、自らの存在を見せつける。ガルシア、そしてフィメールが神取をも挑発するが、「何言ってるのかわからねえよ」と受け流す。そしてリングを降りたフィメールに「誰だオマエ」とツッコミを入れると、16200人のファンは大爆笑に包まれる。試合をしてないにもかかわらず、RIZIN女子のヘビー級戦線の主役に躍り出た。やはり、神取は一瞬で空気を変える何かを持っている。

 

乱入、乱闘、そしてマイクといったプロレス流のアピールを繰り広げた神取と堀田。RIZINであろうがプロレスであろうが、二人の認識は四角いリングはすべて同じだ。

試合後のバックステージ。堀田が参戦した真意を語る。

 

「女子プロレスというものがもう一度いろいろと脚光を浴びるチャンスだと思っているし、やっぱり私が出たことで神取さんもケガを治して、絶対その仇を取るという気持ちが強くったと思うので、絶対私の仇を神取さんがケガが治った時に取ってくれると信じているし…」と、試合後ここまで述べると、突然、声を大きく発する。

 

「プロレスラーというものは気持ちは誰にも負けない!」

 

こうなると堀田の暴走は止まらない。インタビュールームのイスから立ち上がり、「たとえ私が50歳であろうと、たとえ準備期間が短かったであろうと、リングに上がったらやらなきゃやらいけないというプロレス魂というものを今後もアピールできるようにがんばっていきたいと思います」と宣言した。

さらに堀田は、神取を呼び込むと、「このチャンスをいただいたのも神取さんであって、これから女子プロレスをもっともっとアピールしてきいきたいです。そして神取さんに来年、ギャビと闘ってもらいたいと、私の仇を討ってもらいたい」と、マイクを手渡す。急なフリに戸惑いを見せる神取だが、そこはやはりプロレスラー。

「ありがとう。いや、今回は準備期間が短い中、ギャビっていう相手を見て引き受けてくれた心意気に感謝しています。結果はどうであれ向かっていく姿勢、それこそがプロレスラーのメッセージだと思っています。あと、あいつ誰だよ! 関係ねえよっていうのがあるんで、あいつは差し置いて、必ずギャビと闘いたいと思います」とシメた。

 

RIZIN女子の頂点に事実上経っているガルシアと、その座を狙うフィメール。さらに待ったをかける神取&堀田。RIZINのリングは女子プロレスラーたちのプロレスラー魂が起爆剤となって、大いなる盛り上がりを見せた。その発信力となっているのが、神取、そして堀田のプロレスの魅力を知ってもらいたいと言う気持ちなのは間違いない。29日の大会では長与千種が音頭を取り、メインアリーナではなく、格闘技EXPOと題されたイベント会場にて、女子プロレスの試合も行われた。業界全体が女子プロレスの宣伝に力を注ぎこむ中、今後、どうかかわりを見せていくのか。女子プロレスファンはRIZINもぜひチェックしてほしい。

 


堀田の背後には神取&貴子といったLLPW勢、さらには豊田や下田らが後に続き女子プロレスの団結力を見せた。


テレビカメラは神取の怒りを追っていた。やはり神取は何かに怒ってこそその魅力は増幅する。2017年のRIZINが楽しみだ!