INTERVIEW 志田光  「魔界」が地上波進出へ!

志田が出演する「魔界」がTOKYO MXの地上波枠にて放送中だ。
志田と言えば「魔界」を含めた舞台女優としての芸能活動を繰り広げ、フリープロレスラーとして各団体で話題を振りまいている。
志田の考える「魔界」とは? そしてフリー活動とは?

今まで「魔界」がダメなんじゃないかと思ったことは1回もないですね。
だって出ている人がどんどん虜になっていくんですよ!
1回出ると「これはすごい! もう1回出させてください」って

――志田選手が鶴姫役として出演している「魔界」ですが、地上波レギュラー放送決定はすごいですね(TOKYO MX2で月1回放送)。
志田 はい、ありがとうございます!

――魔界というのはたくさんのプロレスラーが出演していて、プロレスのほかにも音楽や演劇を加えたファイティングミュージカルとして最近話題になっていますが、最初にこの魔界出演の話を聞いたときは正直どう思いました?
志田 プロレス×演劇みたいなものってよくやるじゃないですか。最初はそういう感じのやつなんだろうなって思ってましたね。ちょうどお話をいただいたのがフリーになった直後だったんで、何でもやろうと思っていたし、よく分からないけど「やりますよ!」みたいな感じで受けました(笑)。

――どの辺から「お、これは何か違うぞ」みたいな印象を受けましたか。
志田 台本を読んだ時は「これはマズイぞ」って感じだったんですよ。

――マズイぞ?
志田 絶対意味が分からないし、これはうまくいかないだろうなっていうか、事故の香りがするぞくらいに思ったんですよ(笑)。

――アハハハハ。確かに実在した歴史上の人物が出て来たり、陰陽師と黒魔術の戦いだったり、プロレス側の人間からすると分かりにくいし、取っつきにくいですよね。
志田 本番を迎える前に魔界少女拳(=現在の魔界のベースとなっている劇団にして楽団)で音楽のライブをやっていたんですよ。ちょっとどんな世界観かなと思って、そのライブに行ったんですね。そうしたら、もう完璧に世界観が出来上がっていたので、そのライブを見てからは安心してこの世界観に乗っていこうと思えましたね。それに1回目(2014年4月22日、新木場1stRING 魔界練闘会〜魔界降臨〜)をやってみたら、まったく新しいものが出来上がったなっていう手応えもあったので。自分が出ているんですけど、「なんだこのすごいのは!」っていう印象でした。

――なるほど。とはいえ、当初は「これはそもそもプロレスなのか?」という部分もあって、マスコミにもなかなか取り上げられなかったですし、知る人ぞ知る存在だったと思います。これを続けて大丈夫だろうかみたいな不安を抱きませんでしたか?
志田 今までダメなんじゃないかと思ったことは1回もないですね。だって出ている人がどんどん虜になっていくんですよ! 1回出ると「これはすごい! もう1回出させてください」って、みんながなるんです。レスラーの人たちが本気で取り組んでいるんです。こういうイベントでそういうのって結構難しいじゃないですか。

――プロレスラーはプロレスが本業ですからね。プロレス以外のお芝居であったり、殺陣だったりの部分で「こういうのは違うから」って拒否する人が出てきてもおかしくないですよね。
志田 そうなんですよ! でもそういう人が全然いなくって。むしろ「もっとこうしたほうがよくないですか」とか、真剣に考えて案を出し合ったりしているので。だから不安に思うようなことはなかったですね。あとは監督(=魔界総合プロデューサーのゆうしゃ)が「この1年は踏ん張る時だから」って、みんなに言い聞かせていたので、常に自信を持って出来たかなとは思ってます。

――では最初の1年くらいは、なかなか反応だったり反響がなかった中で、やっている側は「これはすごい、新しいものだ」と自信を持って出来ていたんですね。
志田 お客さんは「魔界ってなんだろう?」って人が多かったんですけど、内々で結構話題になっていたんですよ。どこの団体さんに出ても「魔界って何なの?」みたいに聞かれることがすごく多かったですね。だからちょっとずつでも広がっていってるなっていう手応えはありましたね。

――そもそも志田選手は映画『スリーカウント』のオーディションを受けたのが、プロレスラーになるキッカケでしたね。プロレスラーになるというよりは、プロレスが題材の映画に出演するために、プロレスをはじめた志田選手にしてみれば、いま魔界でやっていることは原点とも言えるんじゃないですか。
志田 そうですね。今でもお芝居もやりたいんですよ。もちろんプロレスもやりたい。それをうまくくっつけてくれたのが魔界ですね。私にしてみたら魔界は夢のステージなんですよ。私のやりたいことが形になっているんです!

――プロレスをはじめた頃はこんなに長くやるつもりはなかったんですよね。
志田 本当に最初は嫌々やっていたんですよ。でも映画の中でプロレスをやっている自分を見て「プロレスを通すと、私こんなに輝けるんだ」ってことに気付きましたね。そこからは本当にガムシャラ過ぎて、もっとこうしたほうがいいって思っていたら、今に至ったって感じですね。

――まだ若手の頃の志田選手は背も高いし、ちょっとボーイッシュというか、女性ファンから見て「カッコイイ」と思えるようなイメージがあったんですけど、あれは同期のマッスルビーナスの二人(藤本つかさと松本都)とは違うキャラクターでいこうみたいな意識があったんですか。
志田 う〜ん、どっちかと言うと男っぽいほうが素というか……。アイスリボンの頃はまだキャラクターとか魅せるってことまで気が回らなかったですね。プロレスをやることに必死で。でもフリーになる・ならないって思い始めた頃から、やっぱりたくさんの人に見てもらうにはどうしたらいいか、どんなふうに魅せたいかっていうのを考えるようになりましたね。

 

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